自然農

COP10で自然農のフォーラム開催

今月、名古屋で開かれる生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)で、川口由一さんを迎えての自然農のフォーラムが開催されるそうです。

会場は名古屋国際会議場の外(隣接する名古屋学院大学体育館)で、セキュリティチェックがなく、一般の方も入場できるとのこと。しかも無料だそうです。

川口さんのお話が直接聞ける貴重な機会ですので、お近くの方は是非でかけて見られたらいかがでしょうか。

以下、詳細を転載します。

                                                         

COP10自然農フォーラム

「自然農から学ぶ、生物多様性と共に生きる哲学」

今、私たちは人間社会の営みを続けながらも、

生物多様性を保全・再生しなくてはいけないという、

とても大きな課題に直面しています。

その良き実践例に「自然農」があります。

土を耕さず、石油や肥料・農薬に頼ることなく、草や虫を敵としない

「自然農」を通して、“人と自然の共生哲学”について明らかにし 

てゆきます。

日 時:1028() 13:0017:30

 

会 場:COP10 フォーラム小会場2

    (名古屋国際会議場となり、名古屋学院大学体育館)

参加料:無 料 

◎第一部 13:0015:35 自然農の映画上映

映画「川口由一の世界 1995年の記録」上映。 

2h 33m、英語字幕付。1997年、グループ現代作品)

◎第二部 15:4517:00 トークディスカッション

川口由一氏を交えたトークと質疑応答(英語通訳付)

主 催:COP10自然農フォーラム実行委員会

後 援:環境省中部地方環境事務所、生物多様性条約市民ネットワーク

協 力:赤目自然農塾、恵那自然農塾、富山自然農を学ぶ会、

    アースネットなごや、CBD市民ネット地域ネットワーク作業部会

[自然農フォーラムについて]

 今日では、大量に使用される農薬や化学肥料によって、農業自体が

生物多様性を著しく損ねる原因のひとつとなっています。

しかし、田畑の生物多様性に添い従うことで、石油や肥料・農薬に一切

頼ることなく、農を永続的に営み続けることは決して不可能ではありません。

 日本から生まれた「自然農」は、土壌や水、生物多様性など環境の劣化や

汚染問題を一切起こすことのない、永続可能な農法です。

 通常は耕作によって地力は劣化していきますが、「自然農」は耕さないため、

土壌は逆に年々豊かになってゆきます。また、草や虫を敵にして生態系を

攪乱することなく、その自然の営みと一体となって栽培します。し 

たがって、

有機質由来を含む肥料・農薬の製造と使用、農業機械の製造と駆動、灌水など、

農業には不可欠と思われた莫大なエネルギー投資を一切必要としません。

しかも作物は肥料ではなく自然の地力で育つため、野草のような強い生命力を

持った味わいの濃いものになります。

 「自然農」は、従来の常識をまるで覆すものです。

 生物多様性を守るのではなく、生物多様性に“寄り添う”ことで、

生物多様性が豊かに再生され、永続可能に農を営むことが可能であることを

「自然農」は示しています。

 私たちは、これまでの人間中心主義を見直し、自然界と適正な関係を

保ちつつ、社会の営みを続ける方法を模索しなくてはいけません。

 「自然農」は農の分野を超えて、今後私たちに必要な

“人と自然が共生するための哲学”について、多くのことを示唆し 

てくれるでしょう。

[川口由一氏プロフィール]

1939年、農家の長男として生まれる。

農薬、化学肥料、耕耘機を使う農業を20年余り営むが、農薬 

によって体を壊し心身を損ねてその誤りに気づき、70年代後半から無農薬、無 

肥料、不耕起による「自然農」の探求と実践を始める。

同時に漢方医学と出会い、農と医学の両面から「生命の営みに沿った生き方」

を模索する。

「自然農」を確立し、田畑の見学会、合宿会、赤目自然農塾など、

自然の農を求める人々と共に学ぶ場を作り今日に至る。

また、漢方医学学習会も行なっている。 

主な著書:「妙なる畑に立ちて」(野草社刊)

     「自然農から農を越えて」(カタツムリ社刊)

●参加お申し込み方法

事前予約が必要です。事務局までメールかFAXで、

お名前、ご連絡先(お持ちの方は、FAX、携帯電話、メールアドレス)

を明記の上、お申し込みください。

お一人1席のお申し込みとさせていただきます。 

 *お席には限りがありますことをご了承ください。

●ご賛同金のお願い

COP10自然農フォーラムは、その運営を全額賛同金によってまかなっ 

ています。

ご賛同者の皆さまへは、下記賛同金を1口以上お願いしています。

ご賛同者名は、当日配布資料に記載させていただきます。

皆さまからのあたたかいご支援、ご賛同を、心よりお待ちし申し上 

げております。

 *お振込の際は、必ず事務局まで、お名前と振込金額をお伝えく 

ださい。

賛同金:個人 1,000円、市民団体・個人事業主 3,000

円、企業 1万円。

    (以上1口)

振込先:北陸労働金庫 魚津支店 (普通)3776822

口座名:自然農フォーラム実行委員会

*振込手数料は、他行からの場合315円、ろうきん同士は 

105円です。

 下記ろうきんATM案内をご参考にして下さい。

 北海道 http://all.rokin.or.jp/tenpo/hokkaido.html

 東北 http://all.rokin.or.jp/tenpo/tohoku.html

 新潟 http://all.rokin.or.jp/tenpo/niigata.html

 中央(関東) http://all.rokin.or.jp/tenpo/chuo.html

 北陸 http://all.rokin.or.jp/tenpo/hokuriku.html

 長野 http://all.rokin.or.jp/tenpo/nagano.html

 静岡 http://all.rokin.or.jp/tenpo/shizuoka.html

 東海 http://all.rokin.or.jp/tenpo/tokai.html

 近畿 http://all.rokin.or.jp/tenpo/kinki.html

 中国 http://all.rokin.or.jp/tenpo/tyugoku.html

 四国 http://www.shikoku-rokin.or.jp/tenpo/index.html

 九州 http://all.rokin.or.jp/tenpo/kyusyu.html

 沖縄 http://all.rokin.or.jp/tenpo/okinawa.html

お問い合せ先

COP10自然農フォーラム実行委員会 事務局

富山県魚津市新金屋2-5-3 〒937-0801

tel.090-9810-8145 fax.0765-22-0870 

e-mail: kohchi@bd5.so-net.ne.jp 

   

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福岡正信さん、永眠

自然農法の提唱者、福岡正信さんが16日、亡くなりました。

95歳でした。

人間の作為は必要がない。

自然はそのままで完全。

そう言い続けられ、実践された不耕起、無農薬、無肥料、無除草の自然農法は、その言葉の現れでした。

しかし、日本ではあまり評価されず、外国でその思想と実践が認められ、アジアのノーベル賞とも呼ばれるマグサイサイ賞を88年に受賞されています。

国内ではむしろその後に評価されましたが、その哲学に共鳴した世界各国の若者や思想家、農業関係者が愛媛県伊予市の自然農園を訪れていました。

その地の自然条件にあった植物が育つという考えの基、様々な種を粘土に練り込んだ「粘土団子」を考案され、各地の砂漠緑化に世界を駆けめぐってもおられました。

                                                                  

私が初めて福岡さんを知ったのは、もう20数年前のこと。

新聞記事だったと思うのですが、その世界観や人生観に共感し、追っかけを始めました。

東京にもよく講演に来られたので、その度に出かけ、13年前には愛媛のご自宅を訪問しました。

やはり福岡さんに心酔していた知人が、面会の約束を取り付けてくれ、他にも興味を持っている友人4家族での訪問でした。

その時は運悪く、直前に膝を痛められたとかで入院され、お会いすることは出来ませんでしたが、自然農園の見学をさせて頂きました。

農園には様々な果樹や野菜が混植されていて、4月だったので背丈ほどもある大根の花が咲き乱れていたのが特に印象に残っています。

                                                                  

しかし、なんと言っても忘れられないのは、その年の冬、四国に行ってもお会いできなかった福岡さんと、ばったり御茶ノ水の駅で遭遇したことです。

長女のピアノの発表会が御茶ノ水のホールであり、家族全員で出かけた帰りのことでした。

日曜日の駅の雑踏の中に、見紛う事なき、藍の作務衣に白く長い髭を蓄えた福岡さんの姿があったのです。

改札を出てこられた福岡さんに向かって、私は迷うことなく近づき、声をかけました。

春に伺ったけれどもお会いできなかったこと、何度もお話をお聞きしていることなど話すと、福岡さんは「よかったら、その辺でお茶でもどうですか」と誘ってくださったのです。

私はこれまでの人生であまり後悔していることはないのですが、この時の対応ばかりは今も後悔が残ります。

その時、家族で食事に行くことになっていて、迷ったあげく、そちらを優先してしまいました。

あの時、喫茶店にお供していたら何かが変わっていた、とまでは思わないのですが、福岡さん自身をもっと感じることが出来たのに…と、残念です。

                                                                  

福岡さんは種子の重要さを説き、特にアメリカの種子戦略に強い警戒心を抱かれ、注意を喚起されていました。

この警告を受け止め、自家採種を行っている人も少なくありません。

この点はまだあまり表立って話題にはなっていませんが、いずれ顕在化するのではないかと思います。

また、一家に300坪ということを言われていたのが印象に残っています。

300坪あれば一家族の生活が自然の力でまかなえる、ゴミも自然に帰すことが出来る、と。

そして、自宅に押しかける信奉者に対しては「あなたはどう行動するのか」と、理論だけではなく、実践の有無を厳しく問われました。

その言葉の裏には、後継者が育っていないことの寂しさもあったように思います。

単なる農業技術ではなく、そこに哲学があったので、おっしゃることは時に難解で、時代が追いつかないと表現した人もいましたが、そういう面があったかも知れません。

また、思想や哲学といったものと、その人の日常の生き方とは必ずしも一致しない、ということもあったかもしれない、往々にして現実と離れてしまうといったこともあったかもしれない、と勝手に想像しています。

しかし、文字通りの後継者はいなかったかもしれませんが、福岡さんの言葉は多くの農業者、思想家に革命的な示唆を与えたことも事実です。

独自の自然農を実践されている川口由一さんも、無農薬りんごで有名になった青森の木村秋則さんも、ギリギリのところで福岡さんの著書に出会い、道を開かれました。

日本だけでなく、インドの無農薬紅茶で有名なマカイバリ農園など、世界的にも様々な影響を与え続けてています。

福岡さんに影響を受けた人達が行動し、その影響がまた静かに広がっている…。

あなたの投げた石は確実に大きな波紋を広げていますよ、と、あの人なつこい笑顔を思い出しながら、福岡さんを偲んでいます。

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家庭菜園を自然農で

またいい本に出会いました。

ある人からの紹介で知った自然農入門の書『自然流家庭菜園のつくり方』です。

私の自然農の畑作りは、川口由一さんのお話を聞いたり、その時の資料やビデオ、また自然農をやっている人の畑で直接教えてもらったりしてのものでした。

うかつにも、こんな懇切丁寧な教科書があるということを知りませんでした。

この本では季節ごとの仕事、種の選び方から育て方、雑草や害虫、揃えたい道具まで写真や図解で分かりやすく説明しています。

ハーブも含めて54種の野菜についての解説、悩み相談、コラムまで、読み物としても面白い。

自然農は耕さず、肥料もやらず、雑草も取らず、農薬も使わない農業です。

なぜ肥料が無くても育つのか、なぜ農薬を使わなくても病虫害が少ないのか、この本を読んで頂ければ分かると思います。

著者は徳野雅仁さんで、ネットでインタビュー記事を見つけました。

自然のシステムは完全ということが、これを読んでもよく分かります。

                                                             

私の自然農畑の写真は、それを保存していたパソコンが壊れ、

失われてしまいました(-_-メ)

何とか修復できたのは、それ以前に作っていた有機栽培の畑のものです。

Photo                                   

地這いキュウリ。

初めての野菜作りだったので、あまり大きくは育ちませんでした。

                                 

                                   

                              

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ナスは土と相性が良かったのか、結構たくさん収穫できました。

よく畑で採り立てを囓りました

アクが少なくて美味しかったです。

                                                              

                                                                

Photo_3

ズッキーニです。

夕方見に行ったので写真が暗いですね。

栄養が茎や葉っぱに行って、実はあまりたくさん採れませんでした。

他にもモロヘイヤ、ジャガイモ、水菜など15種類くらい作りました。                                  

                                     

                                                        Skjamn_2                                                  

これは元気な頃の小次郎(って、散歩禁止なだけで今も元気なんですけどね)。

いつも一緒に畑に行きました。

                                                                                               

                                                             

有機栽培、自然農ともに楽しい時間を畑で過ごしました。

特に自然農の畑にいるときは雑木林にいるときと同じ幸福感があり、いつかまた自然農で畑を作ろうと思っていますが、今、もし家庭菜園をやっている方がいたら、一部でも今年から自然農でやってみませんか?

本の著者の畑も5坪です。

土ができて収穫が安定するまでには手入れが必要で、そのことも本には書いてありますが、軌道に乗ったら、手間も労力も費用もかからない、本当にいい農法だと思います。

怠け者の私にはぴったり(^^

こういう畑でできた野菜は、化学物質過敏症やアレルギー、ガンなどの難病の人達からもとても求められています。

そういう人達にも分けてあげられるようになったら…と、またまた妄想しています(^_^;)

ちなみに、私が訪ねたこともあるシャロムヒュッテのHPにも、写真入りで分かりやすい自然農のやり方がアップされています。

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