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ネオニコチノイド系農薬の毒性懸念

今年に入って相次いでネオニコチノイド系農薬に関する記事を目にしました。

多くの人に知ってもらいたいと思い、取り上げます。

リンクフリーです。

以下転載

<殺虫剤がヒトの脳の発達を抑制>

 一般によく使用されている2種類の殺虫剤が脳の発達を阻害し、人間の健康に危険 を及ぼす恐れがあることが分かりました。

 そのうちの1種は、以前から問題となっているミツバチの減少に関連していると考 えられているものだそうです。

 

これは、欧州連合EUの専門機関「欧州食品安全機関(European Food Safety

AuthorityEFSA)」が発表したものです。

 それによりますと、ネオニコチノイド系殺虫剤の「アセタミプリド」と「イミダク ロプリド」は「人間の発達中の神経系統に影響を及ぼす可能性がある」との事です。

EFSAはこの声明の中で、これらの2種の殺虫剤が「学習や記憶などの機能に関連する ニューロン(神経細胞)と脳の構造の発達に悪影響を及ぼす恐れがある」としています。

なお、ネオニコチノイド系殺虫剤をめぐるこのような関連性が指摘されるのは今回初めてとの事ですが、EUは今年初めに、ミツバチ個体数の劇的な減少の原因となっており食用作物の受粉を脅かしているという懸念から、同系殺虫剤3種の使用を禁止しています。

以上転載終わり

EUがネオニコチノイド農薬を禁止したというニュースは知っている人が多いと思います。

その危険性が可能性の段階から、疑わしきは遠ざけるという当たり前の対応をしていたことになると思います。

今回その懸念が現実のものとなり、その対応が正しかったことが改めて認識されたと言えますね。

次に紹介するのは、元朝日新聞論説委員で週刊金曜日の元編集長でもあるフリージャーナリスト岡田幹治さんの新著『ミツバチ大量死は警告する』(集英社新書)に対する、食政策センタービジョン21を主宰する安田節子さんの書評です。

以下転載

驚くべきミツバチの分業の生態から説き起こす序章から引き込まれる。

養蜂には採蜜用と花粉交配用があり、それぞれが直面する問題にグローバリズムが及ぼす影響を知る。

特に花粉交配用蜂たちは痛めつけられている。ハウスで過酷な労働をした後、用が済めば焼却される。資材として扱われ、生き物なのにと痛みと反発を覚える。

日本でも蜂の大量死が各地で報告されている。

単位面積当たりの農薬使用量はOECD統計で1位か2位という汚名に甘んじ、空中散布という無差別暴露の暴力を続け、許容する日本。

EUはじめ海外の規制の方向とは逆に、農水省はこれまでも海外と比べ数倍高いネオニコ農薬の残留基準値をこのたびさらに大幅に緩める案を出してきた。

岡田さんは日本の農薬行政に巣食う農薬利権構造を鋭く突く。

文章はわかりやすさと正確さを兼ね備えながら農薬・化学物質の反乱がもたらす地球的課題に鋭く切り込む。

『沈黙の春』は今真っ只中の課題なのだ。

以上転載終わり

ここでも、利益のためには生き物のいのちを痛めつけても平然としている生産システムが露わになります。

犠牲になるのはミツバチだけでなく、他のさまざまな昆虫や微生物、植物、動物。

そして人間も例外ではなく、被害を受けることが改めて指摘されました。

EUは使用禁止という、せめてもの抵抗をしています。しかし日本は禁止どころか、基準を緩和するという…。

これは農薬だけの問題ではありません。医療や建築や金融、様々なところで目にする構図です。

その裏には…もう皆さんもわかりますね。

このシステムをどうにかしないことにはどうしようもないだろうという問題意識が今、共有されつつあるように思います。

多くの人にこういった問題を拡散し、一人ひとりが出来るところで抵抗する。

今はこれしかないのかなぁと思うこの頃です。

何を選んで買うかとか、おかしいと思ったら声を上げる、など少しでも影響を与えたいですね。

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