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種から見えること②

<野口さんが危惧すること>

ここからが本題です。

前の、F1種の作り方のうち、雄性不稔で作られた種を野口さんは危惧していらっしゃいました。

これは仮説ですが、と前置きして野口さんが語られたことは以下のようなことです。

  • ミツバチが突然大量に失踪している原因が、この雄性不稔の野菜にあるのではないか。

   雄性不稔は細胞の中のミトコンドリアが変異して作られたもの。

   ミトコンドリアの変異は不妊症を起こす原因となり、ガンを誘発することもある。

   この野菜のF1種を交配させるときに何百万というミツバチが使われる。

   このとき、ミツバチが食べた変異したミトコンドリアの蜜によって、オスのミツバチ

      が無精子症になり、女王蜂に子どもができなくなって、ミツバチが

   去ったのではないかと考えている。

  • ミツバチに起きたことは同じ野菜を食べる人間にも起こるのではないか。

   現代の男性の精子の数が減ってきているという情報を見聞きした方もいるだろう。

   こういったことの原因に雄性不稔の野菜があるのではないか。

以上2点の仮説が私には初耳のことで、とても驚きました。

原因はもちろんこれだけではないでしょうが、最近不妊のカップルの割合が高くなっているようですし、気になるところです。

<野口種苗研究所の固定種>

野口さんはこの雄性不稔F1種を食べ続けていると取り返しのつかないことになるような気がする、と他でも警告を発していらっしゃるようです。

そういう意味でも、固定種を守っていくことはとても意義あることですね。

健康にいいというだけでなく、味もとてもいいということです。

考えてみれば私が子供のころは、畑で祖母が全ての野菜の種を取っていました。

カボチャ、ナス、キュウリ、トウモロコシなどの種を取るために、熟れて大きくなったものをとらないようにと注意されていて、巨大なナスや黄色くなった大きなキュウリなどが畑にあったのを覚えています。

ほんの数十年前までは、私達が食べる野菜はそういうものだったのに、本当に世の中の変化は激しいですね。

野口種苗研究所では、そういった、地域によって個性豊かな固定種が手に入るそうです。

今、家庭菜園をやっていらっしゃる方がいたら、是非、野口さんの固定種で野菜を作り、そのあとは自家採種で種を守ってもらいたいなぁと思います。

私も出来ればすぐにでもそうしたいところですが…なかなか思い通りにはいかないものです(-_-;)

でも、近い将来にはきっと実現するぞ、と思っています。

想いは現実になると言われてますからね~(^^ゞ

<果てしない欲望―究極の遺伝子組み換え作物>

しかし、ことはそんな悠長なことを言っていられない状況になっているのかもしれません。

今はやりの2012年問題も、あながち笑って済ませられないような気もしています。

人間の果てしない欲望(私にもしっかりあるんですけどね)は、いったいどこまで行くのだろう、どこまで暴走するのだろう、と空恐ろしくなる情報もたくさん見かけるようになりました。

野口さんの講演会では触れられませんでしたが、こちらもそんなもののひとつです。

「現在封印されている遺伝子組み換え特許に、ターミネーター・テクノロジーというものがあります。米国特許572376号を取得した時のアメリカ種苗業界の雑誌『Seed & Crops』誌によると、この技術は「遺伝子操作により、種子の次世代以降の発芽を抑える技術で、これにより農家による自家採種を不可能とするものである」と定義されています。
 そして、植物の種子が発芽する際に、組み込まれた遺伝子が毒素を発生して植物を死滅させるこの特許は「全ての植物種をカバーし、遺伝子組み換えによってできた植物のみならず、通常の育種方法によってできた植物も特許の領域(スコープ)に含まれる」としています(邦訳は日本種苗協会の機関誌『種苗界』1998年8月号による)」

「タミネーター種子が解禁されたらどうなるでしょう。まず飛散した花粉と交雑可能なさまざまな栽培植物のタネが、芽を出せず死んでしまいます。また、組み換えられた遺伝子の根毛細胞は、近くの土壌細菌アグロバクテリウム(根頭癌腫病菌)とプラスミド遺伝子を交換し合い(遺伝子の水平移動)、土壌細菌に移ったターミネーター遺伝子は、ありとあらゆる種子植物にとりつき、自殺花粉を世界中に撒き散らしてしまうでしょう。植物の死は、動物の死と直結しています。一時しのぎの経済戦略が、地上を死の世界に変えてしまう危険性を秘めているのです」

これは野口さんのHPからの引用です。

引用部分はページ最後のところです。

つまりこの作物が解禁されたら、やがてはあらゆる植物を死滅させてしまう。

それは植物を食べて生きる動物の(もちろん人間を含む)死滅につながるわけですね。

世界を支配するために―と言うと大げさなもの言いですが、もとを正せば「もっともっと」という人間個人の欲望ですね、もちろん私にもあるので理解できるわけですが―人間は、それが自殺行為であることにも気付かず(今ではみんな心の底で気づいていても目をそむけていると言ったほうがいいかも)地球を痛めつけてきました。

今、急速にそのような生き方を転換しなければ生きていけないところに来ているような気がしています。

…もっと書きたいのですが、長くなったので、続きは次回に。

まだあるのって?

多分、書かせていただくかと思いますが…疲れたのでやめるかも…(^_^;)

                                                       

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コメント

ミツバチのオスは、
単性生殖で生まれるということをご存知ですか?

つまりオス蜂は、精子がなくても生まれるということです。

野口さんに教えてあげてください。


投稿: ミツバチ | 2010年2月14日 (日) 23時25分

ミツバチさん、コメントありがとうございます。

私もミツバチの生態については全く詳しくないのですが、調べてみたところ、確かにオス蜂は精子なしで生まれるようですが、メス蜂を生むにはオス蜂の精子が必要ですね。

野口さんがおっしゃりたいのは、

①変異したミトコンドリアの密を食べた女王蜂に何らかの変異が起こって、生まれたオス蜂が無精子症になった可能性
②同じく変異したミトコンドリアを含む蜜を食べたオス蜂に何らかの変異が起こって、オス蜂が無精子症になった可能性

この①あるいは②により、女王蜂がメス蜂(働き蜂)を産めなくなったのではないか、ということだと思うのですが。

私のミツバチの生殖の理解に間違いがありましたら、お手数でもまた教えていただきたく、お願いいたします

投稿: chiki | 2010年2月15日 (月) 13時03分

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